叫び インビテイション4
MENU
R2
理由
戦う
だから
叫び
鳴け
ルーク
咎と罰
甘い罪

「栗山、行ったぞ!」 「言われなくてもわかっているっ!」  朱実の背後に回りこもうとする共鳴体を阻んだのは、双剣を構える誠二。素早く胴を薙ぎ、そのまま離脱。距離を置いた誠二に注意を逸らした所に、勇樹が容赦なく銃弾を浴びせる。動きを止めた所を、とどめをさすため香が『重力制御ブーツ』で共鳴体の急所である電磁核を蹴り砕く。   朱実の威勢の良い掛け声は、しかし前方から突進してくる共鳴体を、『グリンガム』で三体まとめて破砕したのに掻き消された。  床を抉る轟音が鳴り止むと、 〔チーム戦レベル・三十、クリア率百%、合格〕 「よし!」 「やりましたね!」  朱実と香が会心の笑みを閃かせ、空いている手を叩き合う。それから、仏頂面の誠二に向き合った。 「誠二、ナイスアシスト!」 「やっぱり、栗山さんがいるのといないのとではかなり違います」 「……僕の手に掛かれば、こんなのは楽勝だ」  鼻を鳴らし、そっぽを向く誠二も頬がやや赤い。 「でも……たった三日でレベルが五も上がったんですね」  感慨深げに呟く香。  チーム戦レベル三十をクリア出来ているのは、七つのグループの内、実にたった二つ。しかも、自分達はまだ余力がある。  戦い方が、この三日で安定してきた。朱実がパニックを起こさぬよう、誠二が彼女の背後を我慢強く守るようになったのが最大の変化だ。